ハーレーダビッドソン京都 スタッフブログ
2021.08.02
テストドライブ RA1250S編 其ノ十
パンアメリカ デビューフェアでは、たくさんの方に試乗して頂き、誠にありがとうございました。
試乗車ですが、引き続き、店頭にてお乗り頂けます。
皆様ぜひ一度ご試乗下さい。
今回試乗された皆様の感想をお聞きすると、①「軽い」 ②「熱い」 のコメントを一番多く頂きました。
「熱い」に対しては如何ともし難く、、、空冷とは違った熱さ、ハイパワーエンジンということもあり、停車中にその熱さを感じられたと思います。
ただ走行中は感じにくいため、暑い季節は走る時間や場所を考え、渋滞に入らいないようなルートを組み立てる必要が。
他、ライディングギアも熱さに対応したものにしておくことが望ましいかと。
(後日、同時発売された専用ウェアごご紹介予定です。)
軽さに関しては、ハーレーの既存モデルとの対比であれば、スポーツスターと同じ車重となり、構造的にもさらに軽く感じます。
あと、高回転型といった出力特性にてエンジンパワーを体感でき、総体的に「軽い」という印象を受けられたかと。
【総評】
形はオフロード系としても、クルーザーモデルを基準としたもので、ハーレーらしい長距離ツーリングに適したモデルということに。
途中、オフロードもあれば迂回せずに行けるよ、という感じでしょうか。
「マルチパーパスの形態をとった、アメリカンクルーザーモデル」で、メーカーのカテゴリー名、「アドベンチャーツーリング」が言い表しています。
車検証、登録時の重量配分は、全体車重:250 で、前軸重量:130 後軸重量:120 とし、BMWのGSと同じ車重配分となります。
通常ハーレーは、後軸重量の方が大きいので、形通り異質なバランスなのですが、
座って運転していると、車両のバランス・重心は、どうも後ろよりのようで、クルーザーを基本性格としているようです。
一つ、スイングアーム長が特徴的で、約660mm程のロングスイングアームが採用されており、GSの約590mm程の長さから比べると異質な長さです。
ちなみに近くにあったヤマハの旧セローを計測すると、GSと同じ約590mmで、排気量は違えど、このカテゴリーの何か基本になる数字・長さが存在しそうな感じです。
その為かどうか、安定した走行が可能で、クルーザーらしいハーレー独特なゆったりとした感覚があります。
またオフロード以外でもスタンディングがとてもとりやすく、座っているかのような安定性で、そのまま高速道路もワインディングも永遠に走れそうな感があります。
今回、指標としてトラベル・エンデューロの王者として君臨するBMW R1250GSと比較走行してみましたが、色々な違いがあり興味深いテストドライブとなりました。
「ツーリング」モデルとして考えると、これからの購入選択は、同じハーレーのツーリングモデルとの比較で、
ウルトラやストリートグライドなどの既存のツーリングタイプか、このアドベンチャーツーリングタイプかという選択となりそうです。
今回、比較走行したGSを操るモトラッド京都のM氏が、店舗のブログへ、パンアメリカとのテストドライブを投稿中です。
BMW側からの視点で、大変興味深いです。ぜひご参考にご覧下さい。