ハーレーダビッドソン京都 スタッフブログ
2021.07.29
テストドライブ RA1250S編 其ノ九
EITMS(Engine Idle Temperature Management System)
空冷エンジンとは違った、水冷エンジン本体とラジエターファンの熱さを感じる PAN AMERICA /RA1250S。
ハイパワーエンジンの宿命でもあります。
そのため、EITMSというシステムを活用して、状況によりエンジン温度の上昇を抑えることができます。
システム稼働は、渋滞時の完全停車時に、一定のエンジン温度に達すると、リアシリンダーがストップ、フロントシリンダーのみのシングルとなります。
エンジンの稼働部分が減り、熱量を抑える仕組みとなります。
RAはオーナーの意思で、システムのオート、キャンセルのモード選択が可能。
夏はオートの状態にしておくことが、お勧めです。
それでも暑いときは、日陰で、、、休憩です。
若草山の鹿は、全頭日陰に。カンカン照りの中、日向にいる物好きな動物は人間のみでした、、。
熱さ対策として、ライディングギアは重要で、熱に対応した装備をしっかりとご準備下さい。
靴に関してはブーツが必須となり、スニーカーなど軽量な素材は、熱を通してしまい大変危険です。
ラジエターファンの熱風から左膝を守るためにも、パンツもある程度生地に厚みがある方が、運転に集中できます。
冬はまだ経験しておりませんが、熱量を考えると、夏より快適にラインディングできるかと。
S仕様には、グリップヒーターとナックルガードが標準装備。
ナックルガードも思いのほか風防性に優れ、冬に活躍を期待できそうです。