ハーレーダビッドソン京都 スタッフブログ
2021.07.22
テストドライブ RA1250S編 其ノ五
前方より
RA1250S(以下RA)は、ラジエターを正面に、ウィンカーとエンジン側へ抜けるエアインテークが特徴です。
サスペンションは、倒立フォークとなり、運動性能や剛性を高められています。
対してBMW R1250GS(以下GS)
ラジエターは左右振り分け式で、カウル内にうまく隠れるよう処理されています。
特徴は正面真ん中のショックアブソーバー。
テレレバーといわれるBMW独特なサスペンションシステムで、ノーズダイブの少なさなど、最初は慣れが必要ですが、
路面追従性能が高く、コーナリング能力が優れています。
エンジンは水平対向ボクサータイプ。
最新タイプは、独特な揺れや癖はほぼ無く、大変スムーズなエンジン。
RAも、ハーレーの空冷エンジン独特な鼓動は少なく、こちらも大変スムーズなエンジン。
どちらかというと、回転数が上がれば上がるほどパワーが増す感じです。
GSと比べると、Vツインらしいエンジン鼓動、メカノイズからの「原動機」らしさを体感できます。
お好みですが、より「バイク感」が強いのがRAです。
パワーは、GSが136PS、RAは152PSと、ハーレーの方が高いのですが、
スムーズな吹け上がりや、自然なコンピューター制御で、大変乗りやすく、安心して走行できます。
今回、豪雨での高速走行中に、スポーツモード、トラクションコントロールOFFで走行してみたのですが、リアタイヤが路面をグリップができず、スリップしてしまう程のパワーを経験。
トラクションコントロールON、レインモードの変更にて、豪雨の中でも、しっかりとした高速走行が可能に。
RAにおいて、モード選択は、大変重要な要素です。
高速性能は大変優れ、速度が上がれば上がるほど、パワー感を感じることができ、ロングツーリングは楽々です。