ハーレーダビッドソン京都 スタッフブログ

2025.06.22

スポーツスター883アイアン

今も中古車市場において、大変人気のXL883N/883アイアン。

その始まりは、2009年(平成21年)3月に、最新モデルとして登場します。

2009年後期モデルカタログより。

今でこそ艶消しのマットカラーは人気ですが、当時はまだ二輪業界の中ではマット素材は珍しい存在で、市場に受け入れられていくかが未知数でした。

ハーレーの常として、イヤーモデル毎にブラッシュアップ、3年から4年毎にタンクデザインが変化しています。

2009年から2011年モデルまで、タンクロゴは「HAELEY-DAVIDSON」横一文字タイプのシンプルなデザイン。

マットカラーを示す「デニム」の通称名も知られるようになり、急速に人気が上がっていきます。

2012年から2015年モデルまで、タンクログは筆記体が変わり、少し湾曲タイプで、下部にMOTOR CO.とコーポレートネームが入ります。

年式別でイエローや、シルバー等がラインナップされますが、アイアンと言えばブラックデニムというのが定石に。

2016年から2018年までは、タンクにイーグルマークが入りクラシックなロゴデザインへ。

さらに車体各部がリニューアルとなり、外観が大きく変化、よりブラックアウト化されていきます。

ここから通称「後期型」となっていきます。

ホイールスポークの切削面の位置面積、またエアクリーナー、シート、リアサスペンション、エキゾーストパイプヒートシールド、

マフラーボディ、ヒートシールド、ベルトガード等の各箇所の形状、デザインや配色などが変化します。

2017年からは同デザインのまま、ABSが正式に標準装備化、またプーリーが北米仕様と同様のものが採用されます。

2019年から2021年モデルまで、中心にIRONの文字、ハーレーネームがそれの回りを囲むようなラウンドロゴとなり、モダンな印象に。

2021年、日本ではKモデルから始まるスポーツスターファミリーの実質的な最終年式となり、空冷のスポーツスターの幕を閉じる共に、883アイアンも絶版モデルとなります。

(北米では2022年までカタログ掲載はされておりました。)

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