ハーレーダビッドソン京都 スタッフブログ
2021.07.23
テストドライブ RA1250S編 其ノ六
H-D RA1250S(以下RA)のメーター回り
対して、BMW R1250GS(以下GS)
GS、GS共に、どちらもデジタル液晶メーター。
GSは、中心にスピードメーターをデジタル表示、その上に横に流れるデジタルタコメーター仕様 。
RAは、同じく中心にスピードメーター表示ですが、円を描くようなアナログなデジタルタコメーター。
GSはフチなし全面パネルですっきり現代風ですが、RAはフチ有りで、全体的にアナログな雰囲気。
ただオフロード車としての安心感はRAかもです。
画面は通常モデルの円形メーターより広く大きく、照度も含めとても視認性が高いです。
走行状況に合わせて、右スイッチボックス上の「MODE」ボタンで、切り替えが可能です。
走行中でも、グリップに手をかけたまま、人差し指で操作可能です。
スピード表示の上に示されているマークが、現在のMODEを示します。(赤丸部分)
先ずは「ロード」
一般的な舗装道路に適し、バランスの良い設定とされています。
「スポーツ」
本来の性能を最大限引き出すモード。パワー制限が解放に、サスペンションダンピングは高い減衰率となり、浮き上がりを抑えるバランスに。
「オフロード」
トルク特性を抑え、パワーを中程度にコントロール。サスペンションダンピングは、初期減衰の低減、路面からのキックバックを吸収、追従性を向上させてます。
「オフロードプラス」
オフロードにさらに特化したバランスに。リアホイールのABSを無効、トラクションコントロールを最小に抑えます。
「カスタムモード」
各モードで、オーナーのお好みに合わせて、構成要素をカスタマイズすることができます。
「レイン」
雨天時や接地感が得にくい滑りやすい路面での状況に最適です。
トラクションコトロール、ABSが最大値に、サスペンションダンピングも追従性が高まるバランス設定に。
トラクションコントロールは、各モードに対してオンオフが可能です。
右スイッチボックス下の「TC」のボタンを長押しすると、キャンセルとなります。
キャンセル状態は、メーター画面左上に、TCのマークが表示されます。
(但し、オフロードモードでは完全無効ではなく、グレードダウンした状態に。
レインモードに切り替え時は、一旦トラクションコントロールが有効になります。)
各モードごとに、大きく走行スタイルが変わり、適時に合わせてモードを変更することが必要です。
「一つのモードをどの場面でも」では、車体のポテンシャルを引き出すことができず、逆に乗りにくいバイクとなってしまいます。
RAに乗るには、このモード選択、トラクションコントロールのオンオフとの使い分けが、バイクを楽しむための運転操作の一部となります。